狂音尺八塾 第一回 「邦楽は純正律」

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  • Опубликовано: 12 сен 2024
  • 邦楽とは何か。独自の定義を用いながら、これまで不明確だった邦楽を解き明かし、純正律音楽と平均律音楽の違いを明確にしようと試みる内容。
    邦楽、洋楽にかかわらず、すべての楽器奏者が心得ておくべき胆となる内容を提起している。

Комментарии • 10

  • @mynagao2001
    @mynagao2001 3 года назад +2

    何も知らないで尺八を鳴らしておりました貴重なご教示に感謝いたします

  • @user-pu6cp9gc8g
    @user-pu6cp9gc8g 2 года назад +2

    邦楽振興の為に尽くされている御努力に感謝します
    竹道ご精進を祈念致します。

  • @esola999
    @esola999 3 года назад +3

    邦楽は純正律というのは糸の調弦のことを言われているのでしょうか。
    地唄の節を純正律歌ので歌っているものを聞いたことがありません。
    純正律の音程で吹いている琴古流本曲を聞いたことがありません。
    基本4度、5度、オクターブを聞ける耳があれば後は三曲であれば糸方の音程感覚に従い、本曲であれば吹く方の学んだ音程感覚と思われます。
    ピアノ伴奏の合唱などは歌パートは和音を鳴らそうとするので純正律に近い音程感覚、ピアノは平均律というのもありますがそれほど違和感はありません。
    ショパンの時代はもう平均律あると思います。遡って八橋検校に時代の近いバッハはそれらの転調ができることを前提として平均律クラヴィーア曲集を作っています。

    • @roumei
      @roumei  3 года назад +6

      ご意見ありがとうございます。邦楽がすべて純正律でないのではという指摘はある意味耳の痛いところです。それは、邦楽の伝承が徐々に衰退してきているからです。ただし筝曲に関してはまだ古曲の調弦を絃の共鳴を利用して行われている方々もおります。年配の方が多いですが。調弦の一例をあげれば、1弦2絃、2絃4絃、4絃6弦を和音で5弦と10弦、6弦と11弦(斗)7絃と12弦(為)8弦と13弦(巾)の音はオクターブで濁りが生じないよう調弦します。ほぼ純正律の数値を示します。筝曲や地歌では楽器の演奏と同時に奏者が手の音階とは違った音階で歌うわけであります。それ故、その両方の技術が優れた方がいわゆる名人と呼ばれる方だと思っています。そして、そのような名人を目指して勉強しているわけです。尺八は後発の合奏楽器で、ある程度の音律は確保しているものの基本的に都度チューニングができない楽器であり、音程と律について百人百音の状態かもしれません。それが純正律でないように思われる要因でしょう。しかし、純正律による筝曲との合奏の繰り返しによって、純正律に近づける表現をしていくものだと考えます。そして、その学んだ純正律に近い音をベースに音を摺り上げたり摺り下げたりの技法等を加え本曲を演奏する形を作っています。ピアノの平均律も音域が2オクターブ程度で少ない和音であれば気になりませんが、低音域から高音域に渡って複雑な和音を加えたり早弾きされた時には平均律の音に違和感を覚えます。最近の邦楽を志す人達が演奏技術に熱中し、音や歌の追及が疎かになっている感じがしてなりません。純正律の転調のご意見がありましたが、筝曲古典曲にも転調する曲は結構ありますが、いずれも難曲です。12律平均音階にはない音があります。その音が何かについてはいずれ取り上げたいと思います。
      伝承が途絶えつつある邦楽界を盛り返したいとチャンネルを作りました。今後もご視聴よろしくお願いいたします。また、ご意見をいただければ幸いです。

    • @nettotourokuyou
      @nettotourokuyou 5 месяцев назад +2

      @@roumei邦楽が純正律とお恥ずかしながら初めて知りました。途端に和楽器のポップスカバーみたいなものが伝統的な邦楽から精神的に逸脱しているのだと心がモヤモヤいたしました。
      近年、ショパンはコンサートに複数のピアノを用意しており平均律以外を使用していたという歴史的研究もなされているようです。バッハの12平均律も「ほどよく調律された」という意味らしく数ある調律の一つという位置づけだったのではないでしょうか。グレゴリオ聖歌の時代の人々がピアノ伴奏の合唱を聴いてどんな感じがしたでしょうか。バッハか初めてピアノを弾いたとき「こんなものは楽器ではない!」と言ったと聞きますが、AIのこの時代にますます正しき調律の邦楽の重要性が増している気がします。だからこそ、本動画が私のおすすめに上がった来たのだと思います。良い動画をありがとうございます。

  • @muneosaito6071
    @muneosaito6071 Год назад +2

    私は、邦楽については、無知ですが、科学者として研究をする傍ら、チェンバロを製作したり、フルートやトラヴェルソを楽しんでおります。チェンバロはもちろん、種々の古典調律で私自身が調律し、貸し出しも行っております。このようなバックグランドを持つ私の疑問を僭越ながら示させてください。何をもって、純正率とおっしゃっているのでしょうか。5度を純正に取るピタゴラスの調律法のことでしょうか。5度を純正に取る音楽は、ルネサンス音楽に多く見られるようですが、その後純正の3度の美しさが、評価されるようになり、いわゆるミーントーン調律法が出てきましたが、ピタゴラスにしてもミーントーンにしても、ウルフと呼ばれる不快な唸りを生ずる音程がでてくるため、キルンベルガーやヴェルグマイスターの調律法が開発され、転調の自由さが得られました。バッハの平均律クラヴィーア曲集は、これらの調律が元になっているのではないかと言われています。純正率ということは、少なくとも2つの音を同時に鳴らしたときの唸りがなくなることが基本だと思いますが、そのことを示さなければ、説得性に欠けるのではないでしょうか。ちなみに、尺八の音孔を順番に開けていくと、マイナーペンタトニックスケールとなりますが、それと純正律は無関係と思います。このスケールは、いろいろな民族音楽に使われると思いますが、ジャズなどでは、主音を除いた音の音程を下げたりすることで、独特の響きになりますが、尺八でも同じことが行われているようです。邦楽の古典調律の場合このスケールの音程が現代の平均律の音程からかなりずれているということならば、理解できます。

    • @roumei
      @roumei  Год назад +4

      コメントありがとうございます。
      第1回の「邦楽は純正律」の「純正律」は「平均律」に対して用いた言葉です。西洋音楽における純正律とは別に日本で用いられている純正律(東洋律)なるものがあり、古典筝曲などで用いられております。日本における伝統芸能音楽は2オクターブ半程度の音域の中で展開されています。お箏の調律(調弦)などでは13本ある絃を基本的に6音階で作り、残りはオクターブで作っています。日本の一部の邦楽家は平均律指向が強くなりつつあり、平均律チューナーで調律し始めています。平均律で作曲された曲なら目をつぶることもできますが、古典曲の調律まで平均律にしてしまい平然とされています。そしてRUclipsで拡散しています。これでは邦楽における古典曲は姿を消してしまうのではないかと危惧する所です。そこで少なくとも、邦楽は「純正律」と強調したわけです。この動画の中では触れていませんが、完全四度と完全五度を用いて得られる東洋律と西洋純正律では長三度と短三度においてシントニック・コンマの差が存在します。そして、中国の宋時代の音律を踏襲してきたであろう普化宗系尺八では更に音程の誤差があるのも事実です。この音程の違いを理解せずにこれまで尺八を吹いてきた自分の反省を含め提起させていただきました。

    • @muneosaito6071
      @muneosaito6071 Год назад +2

      谷内様、ご回答ありがとうございます。その後、琴、三味線などの調弦法をRUclipsで調べましたが、かなり多くながチューナーを使っているのには、がっかりしました。しかし、中には、5度、4度を純正に取るということを述べていた人たちもいたので、谷内様がおっしゃることがなんとなくわかりました。特に三味線の調弦は、本調子が4度-5度、二上がりが、5度ー4度、三下がりが、4度ー4度ということがわかりました。ところで、伝統調律は、ガムランのスレンドロ音階であると解説しているRUclipsを見つけました。
      ruclips.net/video/FmwK5EjrEoQ/видео.html
      確かに、これは、マイナーペンタトニックスケールで同じですね。ピアノの調律では、楽器、調律者により、音が高くなるにつれてどんどん高く調律して、低くなるとその逆にどんどん低く調律するようです。チェンバロで調律は基本は古典調律ですが同様のことをやったところ、音に華やかさがまし、奏者から評判が良かったのですが、合奏者(フルート)からは、合わせにくいと評判が悪かったのを思い出しました。チェンバロでは、通常使う、8フィートレジスターと1オクターブ高い4フィートレジスターがありますが、このオクターブの関係を少し広めにとると音が華やかになります。邦楽の楽器の場合は、音域が狭いので、ピタゴラスの調律法、すなわち、4度、5度を純正に合わせてもオクターブを無理やり合わせても不自然にはならないようですね。さらには、尺八や笛の場合には、1音近く音の高低をメリカリで調整できるので問題にならなのではと思っております。

    • @roumei
      @roumei  Год назад +2

      返信コメントありがとうございます。
      また、いろいろ邦楽を研究していただきありがとうございます。
      私は洋楽器を演奏できませんが、ジョン・メッフェン氏の「調律法入門」なる書物で平均律といわれるピアノの調律の難しさを知りました。音域が広がれば広がるほどその調律は難しくなるわけですネ。調律師の腕でピアノの音が変わるわけです。洋楽器の場合、絃の伸びがあまり大きく狂うことはないかもしれませんが、和楽器の場合、箏・三絃の絃は絹糸を使うのが正式で、演奏中でも音が狂います。名人はそれを自分の耳で補正し演奏をしますが、若い人はそこまでできないので、延びにくい化学合成の糸を使って音は狂わないと信じているので狂っても補正ができません。さらに悪いことには純正律も平均律も判らない人が多くなっています。純正律といっても4度と5度を上げ下げして12律を求める東洋律での純邦楽はもうすぐ終焉を迎えるかもしれません。かといって邦楽家が3度と5度で3和音を形成する洋楽の理論を完全に理解して洋楽界隈に足を踏み入れているのか心配なところです。

    • @muneosaito6071
      @muneosaito6071 Год назад +1

      @@roumei様、小生に悪性腫瘍が見つかり、手術を受けました。療養 のため、しばらく、休養させて頂きます。悪しからず。